スポーツ振興功労賞受賞
わたしたちが考えるボッチャの魅力とは
ボッチャは、赤と青のボールを投げたり、転がしたりして、白いボール(目標球)に、できるだけ近づけ、その距離を競う対戦型スポーツです。
ボッチャの魅力は、障がいがある・なしに関係なく、工夫次第で誰もが楽しめること。
障がいによりボールを持つことができなくても、自分の意思を介助者に伝えることができれば参加できます。
座ったままでも参加できます。
『究極のユニバーサルスポーツ』といえるでしょう。
あなたにとってボッチャとはどんなものですか?
選手の声 Player's Voice
佐藤 駿さん(Noble Wings所属)
私は小学校3年生の時にボッチャと出会いました。
最初はいろいろな人たちと仲良くなれることが楽しかったのですが、日本選手権に参加させていただいた時にボッチャの凄さを知り、強くなりたいと思うようになり一生懸命練習を積み重ねました。
私にとってボッチャはライフワークであり自分自身の一部となっています。
ボッチャに出会えたことは私の一番の宝です。
松本 裕子さん(東京多摩ココナ所属)
私にとってボッチャは、「生証」という一言でしょう。
私は、ちょうど50歳を迎える頃、主人の勧めでボッチャを始めました。
始めてみると、なかなか面白くて、「これなら私に出来るかも、やるなら競技でやりたい」と思い、自宅に最も近い、競技ボッチャの選手の多いチームに入り、5年経ちました。
これからも、現在の自分の能力を超えた技術の向上を目指して、頑張って行きたいです。
目標は、やはりパラリンピック出場です。
廣田 卓未さん(町田Lien 所属)
私と町田Lienの仲間達が未来に向かって共に歩み続けるための核、それこそがボッチャである。
社会と繋がり、社会に参画し、社会の中で生きていくことが私たちの目標であり、ボッチャはそんな私たちを繋ぐ存在。
すべての始まりの中心であり、私たちが これから起こすビッグバンの原点である。
審判員の声 Referee's Voice
稲木 祐二さん(東京ボッチャ協会 審判局)
私にとってボッチャは、趣味であり、生きがいです。
パラリンピックのスポーツとして知ったボッチャですが、地域活動の道具として活用できそうだと、仲間とボッチャクラブを立ち上げ、ボールを持って高齢者施設への訪問を重ねるうちに、これは生涯スポーツだと確信しました。
今では、大会の審判、体験会の講師として呼ばれることもあります。有り難いことに楽しい経験をさせて頂いております。
坂本 トモ子さん(東京ボッチャ協会 審判局)
ボッチャに関わった時は見たこともない未知のスポーツでした。
重度の障がい者だけの会で健常者は私1人。会話もままならず数年間は止めたい思いとの戦いでした。
審判員として他県の方との沢山の出会いや小学校での老人ホームの人達との体験交流会、高齢者のサークル活動等今の私からボッチャは切り離すことの出来ないものとなっています。
参加者や場所に合わせて自由にアレンジして楽しめるボッチャは野球やサッカーの様に何処でも楽しんでいる人達の姿が見られるスポーツになっていくと思っています。
協会スタッフの声 Staff’s Voice
稲木 祐二 (東京ボッチャ協会 会長)
毎年大会を開催して、練習の成果の確認やライバルと再会し、技量を競い合う場を選手に提供したいと考えております。
大会中は、選手ばかりでなく、スタッフ、サポーター、審判員の方々にもボッチャを楽しめる環境を構築したいと思います。
また、一般のボッチャファンをもっともっと増やしたいと願ってます。その為に、地域での体験会、教室での講師を担えるように、普及部のメンバー増員を計画しております。
向こう2年間、協会員すべての皆様のご協力をお願い致します。